<< April 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< カウントダウン | main | プチ小児科 >>

スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    スポンサードリンク * - * * - * - * - -

    雪降り止まず

    0

       お寒うございます。朝はうっすらと日が差していたのですが、いつしか深々と降りしきっております。

       さて、テストラッシュが一段落し、深夜の入眠読書に精を出しております。まあテスト中でもちょくちょくやっておったのですが。今回は浅田次郎大先生の短編集『月下の恋人』を読了しました。先生の短編集は近年似たようなネタの使い回しっぽいのが気になっていたのですが、本作はそんな感じがなく、良かったです。
       白眉は『忘れじの宿』。小説、特に短編は一行目が命!みたいな話を聴いたことがありますが、まさにこれはそれを体現しております。忘れたいことは、忘れたくないから忘れられずにいることなのかもしれません。
       もう一編挙げるなら、私小説風(作者談)の『冬の旅』。巻末の補遺で、「大時代な文章」と本人が評していますが、一冊を締めくくるのにふさわしい作品だと思います。どうしようもない寒さと、吹き上げてくる地吹雪。私たちが読む日本の文学には四季があり、色彩があり、自然があります。その風景を愛で、その中に抱かれることは、日本に生まれたことと、そこで育まれた文学があるという幸せでもあると思います。そして「国境」は「コッキョウ」ではなく、「クニザカイ」と読むのだと思います。
       いい作品だと思いますが、一粒ずつはいいけど、どうも読後感にまとまりがないというか。狙いなのか、短編集という性質なのか。90点で。


       四季のうつろいが美しい日本に住む幸せであり、税金でもあると考えて、車を動かすために今から雪かきを致します。

      slimboy-fat * 読書 * 16:36 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

      スポンサーサイト

      0
        スポンサードリンク * - * 16:36 * - * - * - -

        コメント

        コメントする









        トラックバック

        このページの先頭へ