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    きみはオートフィクション

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       タイトル、さっぱり意味が分かりませんな。今日は書評を二つ。

       一つ目は中島らも『君はフィクション』。らもさんの最後の作品ということで、よく言えば遺稿集、悪く言えば寄せ集めの一冊。その中でも出色は「DECO−CHIN」。これもタイトルだけじゃさっぱり内容が分からないのですが、読み終わった瞬間に、あぁそういうことかい…と納得できる、らも氏得意の破壊的グロテスク作品です。内容はともかく、一番インパクトがありました。最後の短編集ということですが、過去の作品にもっともっといいものがあるわけで、どうしても読まなくてはならないかといわれると…。81点。

       二つ目は金原ひとみ『オートフィクション』。なんだかんだでりさたんの作品は一つも読まないまま、金原嬢の作品はほとんど読んでいます。特に好みじゃないんだけど、不思議とパワーがあって、読まされてしまうというか、物書きとしての力に引き寄せられるというか。今回の作品はこれまでの作品とは違ってバイオレンス色は薄くなりましたが、おいおいどこに行っちゃうんだよ、いいのかよそれで!?という主人公の精神的不安定さはそのままです。よって読みながら自分のことでもないのに不安になっちゃいます。
       結局は読んだ後に、あぁあなんだったんだべ、これは、となってしまうのですが、これまでに比べたら読後感の苦味は薄くなってます。セックス、バイオレンス、グロテスクを彼女の真髄とするのは軽率かも知れませんが、仮にそう考えるのであればこれは少し外角に外れた作品です。ともかく読んでしまう、この力は十分評価すべきでしょう。83点。


       最近書評にあらすじを書かなくなっちゃいました。文庫本の裏表紙に書いてある程度のあらすじだったらリンク先で読んでもらえばいいし、『独断流読書必勝法』並の内容ならともかく、素人読者の感想文ですからね。

      slimboy-fat * 読書 * 23:20 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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